アルミ電解コンデンサの基本構造、種類、応用について学びます。液体タイプと固体タイプ(SMD、ラジアル、ねじ式、積層ポリマーコンデンサなど)をカバーしています。家庭用電子機器、車載システム、産業機器、UPS電源に理想的です。
コンデンサの基本構造
コンデンサは、特定の絶縁特性を持つ誘電体材料で分離された2つの導電板から成る個別の部品であり、静電気の形で電気エネルギーを蓄えたり放出したりします。
注意: 誘電体材料には、セラミックス(陶器)、雲母、ガラス、プラスチックフィルム、およびさまざまな金属酸化物が含まれます。一部の液体やガスも効果的な誘電体材料となることがあります。
コンデンサにおける電荷の蓄積
アルミ電解コンデンサの構造
典型的なアルミ電解コンデンサは、巻き箔構造を持っています。陽極はアルミニウム箔で、絶縁体はその表面に電気化学的に形成された酸化アルミニウム(Al2O3)の薄い酸化膜です。陰極は、作動電解液に浸された多孔質の電解紙で構成されています。
アルミ電解コンデンサの種類
アルミ電解コンデンサは、液体タイプと固体タイプの2つのカテゴリに分けられます。液体タイプには、液体ガイドピン、パッチ、ガイドフォイル、ネジなどがあります。固体タイプには、ハイブリッド、固体ポリマー、アルミラミネートなどがあります。
カテゴリー |
小型コンデンサ |
大型コンデンサ |
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径方向リードタイプ |
液体SMDタイプ |
ハイブリッドポリマータイプ |
固体ポリマータイプ |
アルミ電解スタックタイプ |
軸付リードタイプ |
ネジ端子タイプ |
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サイズ範囲 |
直径: 3〜20mm |
直径: 4〜18mm |
直径: 3~10mm |
直径: 4~10mm |
7.3*4.3 |
直径: 22~45mm |
直径: 51~100mm |
高さ: 5~65mm |
高さ: 4.5~21.5mm |
高さ: 4.2~26mm |
高さ: 4.2~26mm |
縦横の長さ |
高さ: 20~100mm |
高さ: 50~250mm |
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主要な用途 |
消費電力の低い電子機器用電源 |
消費者向けネットワークカード/マザーボード 自動車電子機器 |
自動車電子機器 雷管 |
Computer motherboard 高性能ネットワークカード |
CPU電源 |
工業用電源 商用インバーター 主要家電 |
産業用周波数変換装置 大容量UPS 工業・鉱山機器 |
径方向リード型構造図
SMDタイプ構造図
スナップインタイプ構造図
機能を備えている ネジ端子タイプ構造図
固体ポリマータイプ構造図
アルミ積層タイプ構造図